▲愛器はずっとラミレス。もう何台目になるのかな?
弾き込んでは弟子や生徒にゆずったりして、代を重ねた。

楽譜集「クラシックギターのしらべ」の著者、斉藤松男さんの
ギターライフです。「クラシックギターのしらべ」には、
クラシックギターの演奏にハマった人なら一度は憧れる作品、
また、時代を越えてレパートリーにしたい人気作品、
そして、ご自身がギター教室の現場で要望され
自らアレンジした作品を集めています。

そして大きな支持を集めている大きなポイントは。
自身で演奏しているポジションを「明確に」「わかりやすく」
TABで紹介している点ではないでしょうか?

 

第5回 ポジションはどうやって探す?

●○● 以前マヌエル・バルエコ(※)が、
僕の質問に基づくインタビューに答えて、
「ギターの音で“よい音色”はハイポジションにある。
だからいかにハイポジションで演奏するかが
指使いのポイントだ」っていうことを言ってました。
ほかにもそういう発言をされている人は
古今にいると思うんですが、
僕が知っているのはその発言です。
(※メキシコ生まれで世界的に有名な演奏家になったギタリスト)
斉 藤 うん、なるほど。
●○● それもたしかにそうだ、と。
でもマラッツのスペインセレナータを弾きたくて、
斉藤先生の「クラシックギターのしらべ」を見ると、
たしかにハイポジションですよね。
下のラが5弦開放ではなくて6弦の7フレットだった。
「わっ」と思って、数字を追いかけて、
弾けねえ…って思ったとき五線を見ると、
ローポジションのAmのコードフォームでカバーできる。
「なーんだ」と思って、五線で弾いていくと
ほぼワンコーラス弾けて「やったー」と思ったんです。
が、しかし、これだと、クラシックギターぽくないのかな、
と思ってたんですよ。
斉 藤 ああ、僕はハイポジションだね。
●○● 両方で弾いてみてくださいませんか?
斉 藤 ええと、(ギターを構えて・・・)ローポジションは・・・
わあ、楽譜みないとわかんないなあ(笑)。
●○● いや、では、斉藤先生のポジションでお願いします。
斉藤 僕は、こうです。
●○● ああ、「クラシックギターを弾いている」感じですよね!
でも、あるときスペインのギタリスト、
デイヴィッド・ラッセッルが来て東京文化会館ではステージで、
「ローポジション」で弾いていたんですよ。
あ、なーんだ、やっぱそれでもいいのか、と。
斉 藤 ああ、そういう心配はあるよね。
ただ、届かないところは届かないから、
そこで、「うーん」と考える。
だからそれはそれでいいのかな、と思うけど。
ただ、ローポジションばっかりだと
ほかの楽器と合わせる時困ることが出てくるんだよね。
やりようがない(笑)。
カポタストを使うという手もあるけどね。
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2009-08-10-MON

ギターの時間