Yamanaka Yoshio(2)-ギターの時間-2009-02-17

茨城県古河市で山中ギター音楽院を主宰する山中芳郎さんの
ギターライフ、続きです。10代からスタートした音楽生活の中でも、
クラシックギター一直線、軌道にのって活動されていた山中さんが
アナログレコード時代に残した作品を聴かせていただきながら
話が進みます。
なお、久々となるオリジナル・ギター・イベント
「ジョイジョイコンサート」が
2月22日に、地元カナルハウスで開催されます。
同時に14曲入りCD「愛のワルツ」も発売。
(問い合わせは、テンプロ・デ・ムジカ(0280-31-1288) 17:30開演 カナルハウス:古河市/0280-31-2111)
プロフィール

目次


第2回 25年前の録音、今の録音



●○● これはギター・ソロの曲集ですか?
山 中 そう。当時、ギター1本でどれくらい歌えるか
っていうことに挑んだLPなんですよ。
だからシューベルトとかも自分でアレンジしてね。

ギターの曲ももちろんやっていますよ。
グラナドスとかアルベニス・・・いや、グラナドスはやらなかったんだ。
彼の作品は、僕が聴くところ、音楽が大きくて、ギターでは表現できないって思った。
たいへんだね。5番でもなんとかできるかな、って思ったけど。
最初に弾いてみたときはそれほど問題を感じないの。

ところが弾き込んでいくと、だめだって思う。
表現し切れない。そこへいくとアルベニスはそういうことがないんだね。
やっぱり音楽がギターに合っているのかな?
だから、ここではグラナダとかサラバンドを演奏していますね。
グラナダ

 ▲矢印をクリックすると山中さんの演奏を聴けます。
 曲はB面3曲目に収録されている「グラナダ」(作曲:アルベニス)
 また、写真をクリックすると大画面に!

●○● 好きな曲です。ゆったりとした名演ですね!レコード盤はこのほかには?
山 中 それが最初で最後。CDは今度ので4枚目になりますね。
エンジニアさんはこのLPも録音してくれた人で
フォンテックにいた人です。
今度のCDもやってもらいました。
この人の音が好きなんですよ。
●○● もうベテランの方ですか?
山 中 そうですね。
まあいろんなものを録音したキャリアを持ってますよね。
その人にお願いすることになったいきさつは、
当時、いろんなレコード会社の候補があったんだけど、とにかく
料金が高い。東芝EMI、ビクター、フォンテック、S2・・・。
東芝も担当者が「ぜひうちで」と言ってはくれたんだけどね。

●○● ああ、軽く200万円に迫ろうという金額ですかね。
山 中 そこまでは行かないけど、見積もりが他の倍以上してたと思うな。
それは覚えてる。で、どこにしようか・・・、ブランドよりも、
手頃なところで、きちんとした音が録音できるところ
ということで落ち着いたんだけどね。
●○● 録音も時間がかかってしまうと
エンジニアさんの拘束料金加算されちゃいますよね(笑)。
山 中 うん。ただね、そこんとこは、僕は早いの、音取りが。
だって時間かけて弾き直してたって、今度は指がまいっちゃうもん(笑)。
だから、「よし、このへんでいい、これでOKっ!」って
あきらめちゃう。やったって、だめなものはだめだから(笑)。
●○● そこらへんの思い切りは大事ですよね、きっと。
そういう踏ん切りをつけられないといつまでも完成しなかったりして。
山 中 音楽は間違っても切りたくないからね。
●○● というとあまり編集はしないんですか?
山 中 あまりしない。当時はテープだからね、ハサミをいれて
つないでいくから、あまりあちこちやっているわけにいかないし。
だから「テイク2のここからここを、こっちに入れて」くらいな
大きな編集だけだね。「これだけ、なんとか!」ってお願いしてね。
だから今度のCDも、全部で10箇所もないんじゃないかな。
●○● そうなんですか?
山 中 だから傷はあるよ、ミスタッチとか。
でも緊張感はあるよ。
でも久しぶりに聴いたなああ。なつかしいよ。
●○● いいですね。
生徒さんたちの中にはご存じない人いるんじゃないですか?

(続きます)


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2009-02-17-TUE

ギターの時間